毎日の配車時間が6時間から30分に。
LOG導入で店舗への共同配送が次世代レベルへ !

既存システムからの乗り換え理由と秘訣
2名の属人的な配車業務を4名体制へ

運送業は常に動き続ける産業であり、日々の業務には多くの課題が存在しています。 その中でも、配車業務の効率化は、運送業者にとって切実なテーマとなっています。 ここでは、100人規模の運送会社が、自動配車システムLOGを導入することで、どのような変革を遂げたのかを事例として紹介します。

💡 本記事の対象企業

・店舗への共同配送をおこなっており、日々の物量変動に対応する業務を持つ企業
・毎日、配車業務を行う必要がある企業
・配車の属人化に困っている企業

💡 本記事の対象ユーザーとキーワード

運送事業者、卸・3PL事業者の下記役職を担っている方

経営層

コスト削減:配車時間の削減による人的リソースの確保。AIによる効率的な配車で燃料や運転時間の削減。
事業の拡大:属人化の解消で経営の安定化。
透明性の向上:配車に紐づく物流指標の可視化で、経営判断の質を向上。
サプライチェーンの強化:一貫した効率的な運送により、サプライチェーンの安定性が向上。

配車担当者

業務の効率化:配車計画を作る時間が大幅に削減され、他の業務に集中。
エラーの削減:システム導入による、人的ミスの減少。

営業担当者

顧客満足度の向上:適切な配送時間を守り、迅速かつ効率的な配送による顧客との信頼関係の強化。 新規顧客の獲得:効率的なサービス提供のアピールポイントとして活用。

インタビュー詳細

 お客様のプロフィール

株式会社ホーコー様 ( http://www.hoko-express.co.jp/ )

株式会社ホーコーは、地場配送 × 店舗配送 × 紙製品というキーワードを強みに事業を展開する愛知県の会社で、安全かつスピーディーな配送を実現しています。


所在地:愛知県
企業規模:中規模企業(従業員100人程度、車両台数60台程度)
使用事例 :業務効率化・属人化解消

インタビュイー
株式会社ホーコー
片山 孝義 所長

LOG “導入前” について

Q. 以前の配車業務の主な課題を教えていただけますか?

主な課題は、配車業務にかかる長い時間です。当社ではトイレットペーパーなどの紙製品をメインで扱っていますが、日々物量の変化があり毎日配車を行う必要があります。 また、2名しかできない業務だったので、属人化も問題になっていました。

Q. 配車にかかる時間はどれくらいでしたか? また、簡単に仕事の流れを教えてもらえますか?

配車には毎日4~6時間かかっていました。 毎日オーダーが入ってきますが、1回でまとまってくるものではなく、午前から夕方にかけて何度もオーダーが入ってくるので、 都度考えながら調整する必要がありました。

Q. 2名しかできないということでしたが、どういう部分が難しくて属人化になっていたのでしょうか?

納品先数が多く、時間指定や軒先条件、労働時間を考慮した配車となると、考えることが非常に多いです。 どれくらいの時間がかかりそうかという地理情報や作業時間も把握しないといけないですし、どうしても長年の経験が必要になってきます。

LOG “導入時” について

Q. LOGを導入するきっかけや決定要因は何でしたか?

初めてみた時に、とにかく使い勝手の良さが印象的でした。あとは将来性が導入の決定要因です。 触っていて困ったことがあったらすぐに対応してくれましたし、そういうサポート体制含めて良かったですね。

Q. 既に他の自動配車システムを導入されていたと思いますが、なぜLOGを検討いただいたのでしょうか?

実は今まで2つの自動配車システムを使用したことがありました。それらのシステムを使用しても4~6時間の配車時間がかかっており、実際にはほとんど手動で配車の調整を行っていました。 自動配車機能は、設定自体が非常に複雑で、思い通りの結果にならないことが多々ありました。特に未配車が多く発生し、その都度手動で調整をしていました。 ただ、エクセルと比較してシステムの方が全員で同じ画面を見れる利点があったので利用していました。 配車の時間は大きな課題になっていたので、もっと効率的にできる方法を探していたところLOGを見つけました。

Q. 導入時の主な懸念や障壁は何でしたか?

導入時の懸念点は、新システムの使い慣れや、未配車が多く生じる問題をどうやってクリアできるかだと思っていました。 以前の自動配車システムがそうでしたが、未配車が発生すると、ベースの計画ができたとしても、追加するのに全ての計画を作り直した方が早かったりします。 しかし、LOGのエリアごとに配車できる機能車両の入れ替え機能によって、これらの問題がカバーされました。

▼ LOGを使用したエリア配車の実際の操作画面

Q. 導入に際して、スタッフへのトレーニングやサポートはどのように行われましたか?

地図を見ながらエリアごとの数量・重量を確認できるので、誰が見ても大体わかるのがシステムの良いところです。 具体的なシステム手順を伝えたら、悩むことなくスムーズに使えるようになりました。 あと、当社ではデータのインポートと配車業務を分けたのもポイントだと思っています。 事務員にデータのインポートをしてもらうことで、配車担当は既にデータが入った状態で配車を行うことができるようにしました。

LOG “導入後” について

Q. LOGの導入後、配車業務の変化や効果を教えてください。

配車業務の時間が30分程に短縮され、業務の負担が大幅に軽減されました。

Q. 従業員の反応や変化について教えてください。

ドライバーの変化は特にないかもしれません。元々自動配車システムを使っていたので。 配車業務は効率化されたので、やはりそこの変化が一番です。

Q. LOGのさらなる活用や拡張についての計画はありますか?

今は2つの営業所でそれぞれ配車業務をおこなっていますが、本当は1名体制で全体の配車ができれば良いと思っているので、今後検討しています。 当社の配車マンは全員ドライバーもできるので、なるべく配車業務を減らしてドライビング時間に充てられると良いと考えています。

Q. そのためにはどういう改善が必要だと思いますか?

データをきっちり入れることと、AIにいかに学習させるかだと思います。 新しい場所への配送に対するドライバーの抵抗感などがあるので、エリアの特性を把握し配車をする必要があります。 そこの学習がポイントになってきます。

本記事のまとめ

業務効率化

 LOG導入前の5~6時間の配車業務が、導入後は30分程度に大幅短縮。

属人性の解消

 特定のスタッフ2名だけの業務から、4名のスタッフが業務に参加可能に。

システムの使い勝手

 他社の自動配車システムを導入していたが、使い勝手とサポート体制からLOGを選択。

導入のポイント

 データのインポートから配車までの業務を分散し、効率的なオペレーションを確立。

Logpose 公式

LOG(ログ)で、瞬時に配車が完了。積込場所と納品場所と紐づく制約を教えてください。「どの地点にある、どの車両を使って、誰が、どういう順番で運ぶと最適か」瞬時にAIが計算します。LOGは、物流の限られた車両・ドライバーのリソースを最適化します。